これからはすべてが「実質タダ」になる。毎日10枚のレシートを写真に撮るだけで通信料が浮くようになった。広告を見るだけでタクシーにも「実質タダ」で乗れるようになった。おそらく、これからスマホ本体も「実質タダ」になる。これまで資源として見られていなかった「プライバシー」が資源になる。
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) June 12, 2018
べつにレシートが1枚10円で売れることがすごいわけではないんですよね。
それについてセコいだのなんだの言うのも違う。
消費者側の感覚を抜けだせてない。大切なのは「今までゴミだったものに価値が生まれた」ということ。
しるし書店もそうだったけど、価値観のイノベーションこそが本当にスゴイ。— さいとう@音楽とブログ (@S41T0H) June 12, 2018

これ、スゴいサービスですよね。なにがすごいかというと、「誰も思いつかなかった」ということ。
今まで捨てられていたレシートを、顧客情報だということで1枚10円で買い取れるようにした。
つまり、それまで無価値どころか「ジャマ」だったレシートというものに新たに価値を見出せるようになった。
これって、もう「価値観の変化」、つまりイノベーションですよね。
上のツイートでは、西野亮廣さんの「しるし書店」を引き合いに出しています。

これは「今まで無価値だった書き込みのある古本に新たな価値を見出した」という点で革命的だったわけです。
こういったアイデアを発案できる人って、まさに世界を変える人です。
ちょっと大げさかもしれませんが、たしかに世界は変わりましたよね?
「書き込みのある本が無価値だった世界」から、「書き込まれた本にプレミアがつく世界」へ。
「レシートが捨てられていた世界」から、「レシートがお金に換金できる世界」へ。
これはまさにシリコンバレーのスローガンである「Change The World: 世界を変えよ」そのものだとは思いませんか?
かつてiPhoneが世界を変えたように。
かつて「資本主義」が世界を変えたように。
人々の価値観が変わることは、パラダイムシフト(=これまでの社会通念ががらっと変化すること)にほかなりません。
「レシート10円」を「セコい!」と思う人はまだまだ視座が未熟です。消費する側です。
僕は「レシート10円」は「人々の価値観を、世界を変えた」と思いました。
あなたは?
