本日、LINEが運営するモバイル送金・決済システム「LINE Pay(ライン・ペイ)」が新インセンティブプログラムとして「マイカラー」制度を2018年6月1日から開始すると発表しました。

この記事では、LINE Payの新ポイント制度について解説しています。
「マイカラー」制度の要点まとめ
LINE Payの新インセンティブプログラム「マイカラー」とは要するにこんな制度です。
- 毎月のLINE Pay利用額に応じてランク分けされる
- ランクごとにポイント還元率が変わる(最大2%)
- 利用には本人確認(銀行口座連携)が必要
2018年5月31日まではLINE Payの還元率は一律2%だったので、この新制度はすこし残念ではありますね。
新制度のランクごとのLINEポイント還元率は以下の通り。
ホワイト | レッド | ブルー | グリーン |
0% | 0.5% | 1% | 2% |
ちなみに上記ポイント還元の対象となるのは毎月の合計決済金額10万円(税込)まで。
つまり、もしあなたがグリーンバッジ(還元率2%)だったとしても貰えるポイントの上限は10万円利用時の2,000ポイント(=2,000円相当)までとなるわけです。
「マイカラー」のランク判定の基準は?
ランク(バッジカラー)は前月20日までのLINE Pay利用状況に応じて決まり、1日から月末までの1ヶ月間の利用がポイント付与対象になります。
つまり、毎月21日~月末にいくらLINE Payを利用してもランク判定基準にはならない、というわけですね(もちろんポイント付与対象にはなります)。
翌月のランク判定の基準となる利用は以下のとおりです。
- QRコード/バーコード支払い
- LINE Payカード支払い
- オンラインショップでの「LINE Pay」残高からの支払い
- 「LINE Pay請求書支払い」……公共料金や通販の請求書
- 送金
など。
LINE Payでは、これらの利用を「ユーザー全体と個人の利用状況」をもとに相対的に判断するそうで、明確な基準は定められておりません。
月々のバッジカラーは変動的で、「LINE Pay」ユーザー全体と個人の利用状況をもとに、相対的に判定、毎月1日に更新されます。
月いくら使えばランクアップできるのか、などは完全に不透明となっています。
つまり、「LINE Payをたくさん利用しているユーザーが0%還元」ということも、逆に「LINE Payをあまり利用していないユーザーが2%還元」ということもありえてしまうわけです(還元額が操作可能)。
LINE Payは便利だけれど……。
LINE Payは個人間送金の際にLINEアプリ上で済み、銀行口座から手軽に入金できます。
そのため、大勢の飲み会などでの割り勘にもとても便利です。
しかし、還元率が少し低く、そのシステムが不透明なのはいただけないですね。
LINE Payはそもそもクレジットカードではなくプリペイドなので、ポイント還元を期待しすぎてしまうのも酷かもしれませんが、魅力的なインセンティブを用意することは日本の電子決済の普及に貢献することです。
個人的にはガンバってもらいたいところです。
